
おヒゲのマッサージ。

新しいTVにしてから、今日はじめて、ソラタがTVの前に座り、
画面を覗きこんでいた。
この後、私がカメラをおいた瞬間。
なんと、ソラタは、このうすいTVの上に飛び乗った。
びっくりした私は、カメラを構える暇も、
ソラタを制止するため立ち上がることも出来なかった。
ソラタがTVの上に乗ったのは、ほんの一瞬だった。
でも、乗ってから、けして寝る事が出来ない薄さに気づくまで、
ほんのわずかな間があったように見えた。
そのわずかな間に、ソラタの顔に?の影がよぎったのも見えた。
そもそも、ソラタは、乗るのが難しいところに無理して
挑戦する性格ではない。
なぜ?
そもそも、このTVを嫌っていたのに、なぜ。
ソラタがこのTVを嫌っていた理由については、
思い当たることがある。
地デジになって音がうるさい。
最初にTVを置いた場所がソラタのお気に入りの場所だった。
ソラタにとって、
新しい音のするモノ=嫌なモノ≠TV
だったのか。
置き場所が変わり、音も気に障らなくなり、
近寄ってみて、
あれ、これはTVなんだ。
と思った時、条件反射で飛び乗ってしまった。
そんな感じに見えた。
さらになぜ?
猫のDNAには、
TV=上に乗るモノってことが、組み込まれている?
とにもかくにも、
もうソラタがこのTVの上に乗ることはないだろう。
TVの上、かなりなさけない格好で、私と目が合ってしまったから。
見ないふりしてあげたかったけどね。
思わず、しがみついた画面にほんのちょっと付いた傷は、
見てないことにしてあげます。

